ホタルノヒカリ

ホタル ノ ヒカリ(14) (KC KISS)

ホタル ノ ヒカリ(14) (KC KISS)

書店で、新刊が出ているのをたまたま見つけたので購入。どうやら発売日だったみたいだ。

最終章に向かって話が進んでいるなという感じがビシビシに伝わってくる内容だったのだけど、途中で、急に部長のキャラが変わったような気がして、何だか戸惑った。そりゃまぁね、付き合う事になったのだから、こっち側(主人公)に心を許してくれているというのは解るのだけど、何だか一気に幸せモード突入という感じで、主人公は読者が応援したくなるようなキャラなのだから、彼女が幸せに向かいつつある事は嬉しい事なのだけど、何故か素直に応援出来ない自分がいたので、それにも戸惑ってしまった。


その時にふと思い出したマンガかあった。

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麻生みことの「天然素材でいこう。」という作品が私はとても好きなのだけど、この作品は出てくるキャラも、物語の着地点も物凄くいい感じなんだよね。最後は主人公と相手役の男の子は恋人同士である事を解消するんだよね。男の子にとって、主人公の女の子はとても大切な存在で尊敬もしているけれど、それは主人公が男であっても女であっても変わらないという事に気付き、自分の事を必要としてくれる幼馴染の女の子と付き合う事を選ぶんだよね。主人公の女の子は普段、のほほんとしているんだけど、やっぱ最初は動転してしまう。最後は受け入れて、良い関係で終わるんだよね。



話は戻るけれど、だから、ホタルノヒカリも最後は結婚で落ち着くという終わり方だけはして欲しく無いな。最終的に、いつかは結婚するかも知れないという事を匂わせておいて終わる…的な方が嬉しい。今回のマンガを読んでいると、途中で、ホタルが結婚に対して戸惑いだしたので、そこでようやく私は違和感を払拭する事が出来た。何も結婚イコールハッピーじゃないもんね。なんやらかんやらありましたが、最後は結婚してハッピーになりましたってオチじゃ、その辺の中高生対象の商業誌でやってれば良いと思う。最後のオチの付け方が作者の腕の見せ所だと思うので、非常に楽しみにしてます。