八日目の蝉。

八日目の蝉

八日目の蝉

この作品の存在を知ったのはいつの日かの新聞の広告欄だった。この作品はどこぞの夕刊で連載されていた作品らしいのだが、うちの取っている新聞では無い筈だ。昨日、1日で読み終えたのだけど、買った時の帯に【爆笑問題の太田も絶賛!】みたいな事が書かれてあったので、物凄く期待に胸膨らませ読んでいたのだけど、最後の最後で尻すぼみ・・・と感じてしまった。やはり実際に子供を育ててみないと感情移入をする事が出来ないのだろうか。否、でも爆笑問題の太田さんに子供はいない筈。やはり好みの問題か。角田光代は嫌いじゃない。と言っても、彼女の作品は


愛がなんだ (角川文庫)

愛がなんだ (角川文庫)

これしか読んだ事無いけど。女性作家の本は基本読みやすいんだよな。男性作家の作品は文章の書き方が気に入らないと、読んでいる途中でかなり萎える。


【八日目の蝉】に出てくる某施設の設定は割りと引き込まれるものがあった。1部の主人公が4000万円を惜しげも無く某施設に寄付してしまうというのには驚いたけど。